こんな疑問・不安を持っていませんか。
大丈夫です!この記事を読めば、簡単に失業保険の手続きができます!
「独立・開業準備の方法がわからない」という方のために「お金の専門家」として、独立・起業したファルコン(@falcon_freedom_)が解説していきます。
失業保険手続きをわかりやすく解説するね!
- 失業保険の手続き方法がわからない人
- これから失業保険を受けようと思ってる人
- 失業保険に必要な書類がわからない人
失業保険とは
失業保険は「離職後、一定要件を満たした人に給付される手当」のことをいい、正式には「雇用保険」と呼びます。
失業保険を受給するには次の要件を満たす必要があります。
- 失業状態にあること
- 次の仕事を探している
- 一定期間、雇用保険に加入していた
失業状態とは「雇用・開業していない状態」で、ハローワークで求職活動をしていることが条件となっています。
失業保険を受給するために必要な雇用保険の加入期間は次の通りです。
- 自己都合退職:1年
- 会社都合退職:6ヶ月
このように退職理由によって、必要な雇用保険の加入期間が異なります。
それぞれの退職理由を解説するね!
自己都合退職の場合
自己都合退職とは「自身の都合で申し出た退職」をいいます。
具体的な例を挙げると次の通りです。
- 結婚・出産・育児等の家庭事情による退職
- 独立・開業による退職
- 転職による退職
ですが、次のような不当な扱いを会社から受けた場合には会社都合退職として取り扱われます。
- ハラスメントを受けたことによる退職
- 長時間労働による退職(3ヶ月連続の45時間以上の労働等)
- 給与の不払い・不当な減額による退職
「怪しいな」と思ったら、厚生労働省の基準で確認してね!
会社都合退職の場合
会社都合退職は「会社の倒産・解雇等の会社都合による退職」をいいます。
例えば、
- 会社から解雇された場合(懲戒解雇等は含まない)
- 事業廃止による解雇・退職
- 事業所移転による解雇・退職
など、会社の都合による解雇です。
ここでは次のポイントを抑えておきましょう!
通勤ができない・家族の介護・自身の病気・出産など、正当な理由がある場合には会社都合退職が適用されるケースがある。
これも「厚生労働省の基準」で確認しようね!
失業保険受給に必要な手続き・流れ
次は失業保険を受給するために必要な手続き・流れを解説します。
失業保険を受給する際の流れは次の通りです。
- 退職する
- ハローワークで失業認定を受ける
- 失業保険の受給開始
簡単に解説していくね!
退職
失業保険の受給には当然、会社を退職して「失業状態」である必要があります。
まずは、会社へ「退職の意」を伝え、退職の手続きを進めます。
退職の手続きの際には必ず「退職後に失業保険を受給します」と伝えましょう。
失業保険を受給に必要な「離職票」を会社によっては希望者のみに発行しているケースがあるからです。
「失業保険を」といわなくても「離職票をください」といえばOK!
ハローワークで失業認定を受ける
退職が終われば「ハローワークで失業認定」を受けます。
ハローワークで失業認定を受けるには次の手続きが必要です。
- ハローワークに離職票を提出する
- 7日間の待機期間(収入があるとNG)
- 雇用保険受給説明会に参加後、求職活動
- 失業認定
この流れの中で離職票の受領に10日間程度、待機期間で7日間、求職活動で数日かかるので注意が必要です。
退職後、すぐに受給できないから気をつけようね!
失業保険の受給開始
手続きが終われば、いよいよ失業保険の受給です!
失業保険は4週間ごとに給付され、再就職・期間満了まで給付が続きます。
ですが、退職理由によって、失業保険の受給開始時期が異なります。
自己都合退職の場合は給付制限期間があり、2ヶ月間は失業保険を受給できません。
会社都合退職の場合は給付制限期間がないので、手続き完了後すぐに失業保険が給付されます。
自己都合退職は給付まで時間がかかるよ!
失業保険手続きに必要な書類
失業保険の手続きには、次の書類が必要です。
- 離職票
- 雇用保険受給資格者証
- 失業認定申告書
- マイナンバーがわかる書類
- 本人確認証(自動車免許証・マイナンバーカード等)
- 証明写真(縦3.0×横2.4)2枚
- 印鑑
- 振込先の通帳(本人名義に限る)
これらの書類を準備すると手続きが非常にスムーズに進みます。
必要書類について、詳しく解説するね!
離職票
離職票には、次の2種類があります。
- 雇用保険被保険者離職票ー1
- 雇用保険被保険者離職票ー2
離職票ー1は、失業手当を受け取る口座の申請に使われます。
離職票ー2は、離職理由・離職前の賃金状況を記載している書類です。
どちらも会社から退職後10日程度で郵送されます。
どちらの書類もハローワークに持っていけば記入方法を教えてもらえるよ!
雇用保険受給資格者証
雇用保険受給資格者証は「雇用保険受給者を受けるための証明証」です。
この資格者証は、雇用保険受給者説明会を受けた後に受け取れます。
4週間ごとの手当受給の申請に必要となるので、紛失には気をつけましょう。
紛失したら、すぐにハローワークで再発行しようね!
失業認定申告書
失業認定申告書は「失業保険の受給するための申請書」です。
この申告書は手当受給が行われる4週間ごとに提出が必要になります。
提出する際には、次の図のように求職活動をした証明が必要です。
求職活動には説明会・セミナーの参加、求人応募等の実績がいるよ!
失業保険でもらえる金額
失業保険の受給金額は次の要素で決定されます。
- 退職理由
- 退職前の給料
- 雇用保険の加入期間
- 年齢
次の計算式を使うことで「失業保険の日額・失業保険の総額」が計算できます。
直近6ヶ月の合計給与÷180=賃金日額
賃金日額×45〜80%=基本手当日額
基本手当日額×受給日数=受給総額
基本手当日額と受給日数について詳しく解説するね!
基本手当日額
基本手当日額は「賃金日額×45〜80%」で計算されます。
この「45〜80%」の部分は賃金日額・年齢をみて、ハローワークが決定します。
また基本手当日額は、年齢によって次の上限が設定されています。(2021年1月現在)
基本手当日額の最低金額は2,061円となっています。
失業保険を受給する前に1度計算してみようね!
受給日数
受給日数は退職理由・年齢・雇用保険の加入期間によって異なります。
自己都合退職の場合は次の通りです。
自己都合退職の場合、年齢は関係ないよ!
会社都合退職の場合は次の通りです。
会社都合退職の場合は年齢によっても受給日数が変わります。
また65歳以上は「高年齢求職者給付金」があるので、失業保険は利用できません。
まとめ:失業保険を上手に活用しよう
本記事では「失業保険に必要な手続き」について解説しました。
- 失業保険の期間・金額は退職理由によって異なる
- 退職時に会社へ離職票の発行依頼が必要
- 待機期間に収入を発生させないように注意する
「収入が途切れるから」と独立・開業を諦めている人が多くいます。
そんな時に、失業保険を活用すれば収入を途切れさせることなく準備ができます。
公的保険を活用して、自由の道を手に入れましょう!
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失業保険を受けたいけど手続きがわからない