こんな疑問・不安を持っていませんか。
大丈夫です!この記事を読めば、簡単に退職に必要な書類・手続きがわかります!
なぜなら、私自身が2022年1月に退職し、手続きに困ることなく独立できました。
この記事では「退職に必要な書類・手続きがわからない」という方のために「お金の専門家」として、独立・起業したファルコン(@falcon_freedom_)が解説していきます。
この記事を読んで、退職手続きに困らないようにしよう!
- これから退職しようと思っている人
- 年休消化中で退職に必要な書類・手続きがわからない人
- 退職手続きに不安がある人
退職前に知っておきたい3つの準備
退職理由に問わず、様々な手続き・書類が必要です。
退職前に知っておくべき内容は次の3つです。
- 会社から受け取る書類
- 必要な手続き
- 退職時に必要な支払い
詳しく解説するね!
会社から受け取る書類
退職手続きでは、たくさんの書類が会社から渡されます。
この書類の中には
- 転職に必要なもの
- 失業保険受給に必要なもの
- 独立に必要なもの
などなど、様々な手続きに必要な書類があり、紛失すると内定取消・失業保険受給延期といったことになりかねません。
そんな状況を防ぐために退職時に会社から受け取るべき書類を紹介します。
- 年金手帳
- 離職票
- 健康保険資格喪失証明書
- 雇用保険者証
- 源泉徴収票
どんな手続きに必要なのか、詳しく解説するね!
年金手帳
年金手帳とは「公的年金の加入者に交付される手帳」です。
- 転職:転職先へ提出
- 独立、失業:国民健康保険への加入
年金手帳は年金手続きに必要な基礎年金番号が記載されており、身分証としても使える大切な書類です。
年金手帳は基本的に個人保管となっていますが、紛失防止のために会社が保管している場合があります。
自身で保管していないか、確認してから会社に確認してみましょう!
手帳の見た目はこんな感じだよ!
また、公務員などの共済組合の場合は「基礎年金番号通知書」が交付されており、年金手帳は交付されていません。
まずは自分で持っていないか確認しよう!
離職票
離職票は「失業保険の手続きに必要な離職を証明する書類」です。
- 転職:必要なし
- 独立、失業:失業保険の受給
転職などで失業保険を受給しない場合には、離職票は必要ありませんが、こういったケースには必要になります。
- 転職先を早期退職し、失業保険を受給する
- 転職先に必要書類として要求される
転職する場合であっても、万が一の状況に備えて離職票を発行してもらいましょう。
失業保険については、この記事で詳しく解説してるよ!
健康保険資格喪失証明書
健康保険資格喪失証明書は「健康保険を喪失したことを証明する書類」です。
- 転職:転職先へ提出
- 独立、失業:国民健康保険への加入、健康保険の任意継続、家族の扶養に入る
健康保険資格喪失証明書は転職・国民健康保険への加入を問わず、基本的に必要ですが、会社によっては希望者のみ発行というケースがあります。
健康保険に加入できなかった場合には、医療費が全額自己負担になるので注意しましょう。
退職手続きの際には必要なくても「発行してください」と依頼しようね!
雇用保険者証
雇用保険者証は「雇用保険の被保険者であることを証明する書類」です。
- 転職:転職先へ提出
- 独立、失業:失業保険の受給
雇用保険者証は年金手帳と同様に基本的に個人保管ですが、年金手帳とセットで会社が保管しているケースがあります。
まずは自身で保管していないか確認し、持ってなければ会社に確認してみましょう!
また、紛失してしまった場合には最寄りのハローワークで再発行してもらえます。
会社が代理で再発行手続きしてくれるケースもあるよ!
源泉徴収票
源泉徴収票は「1年間に納めた所得税の金額・計算内容が書かれた書類」です。
- 転職:転職先へ提出
- 独立、失業:確定申告、家族の扶養に入る
源泉徴収票は転職・独立・失業問わず、退職した場合に必要な書類です。
転職の際には年末調整を行うために使用され、独立の際には確定申告で使用します。
また、子供・親を配偶者の健康保険に加入する際に源泉徴収票を要求されるケースがあり、源泉徴収票がなければ加入拒否されるケースがあります。
退職する会社によっては「退職後2ヶ月後」というケースがあるので、事前に確認しておきましょう。
受け取った書類は必ず保管しておこうね!
必要な手続き
退職後には税務・社会保険など、必要な手続きが多くあります。
退職前に知っておくべき主な手続きは次の4つです。
- 年金保険
- 健康保険
- 失業保険
- 企業型年金制度(DB・DC)
独立前に知っておきたい手続きは、この記事で解説してるよ!
年金保険
転職・独立・失業に問わず、年金手続きが必要です。
- 転職:転職先へ年金手帳を提出
- 独立、失業:国民年金へ加入 or 家族の扶養に入る
国民年金に入る場合は市区町村役場へ14日以内、扶養に入る場合は事業主へ直ちに書類を提出し、手続きをする必要があります。
また、扶養に入るには年間収入が130万円未満であることが必要です。
この金額は所得ではなく、税金・控除前の金額なので注意してください。
国民年金への加入には次の書類が必要だよ!
- 年金手帳 or 基礎年金番号通知書
- 離職票 or 退職証明書
- マイナンバーがわかる書類
- 身分証明書
扶養に入るときに前年度・対象年度分の源泉徴収票が必要になることもあるよ!
健康保険
転職・独立・失業に問わず、健康保険手続きが必要です。
- 転職:転職先の健康保険に加入
- 独立、失業:国民健康保険へ加入 or 家族の扶養に入る or 任意継続
国民年金に入る場合は市区町村役場へ14日以内、扶養に入る場合は事業主へ直ちに書類を提出し、手続きを終える必要があります。
健康保険の扶養も年間収入が130万円未満となるので、しっかり確認しましょう。
国民年金への加入には次の書類が必要だよ!
- 健康保険資格喪失証明書
- マイナンバーがわかる書類
- 身分証明書
扶養に入る場合は前年度・対象年度分の源泉徴収票・住民票が必要になる場合があります。
会社都合退職の場合、国民健康保険が安くなるケースがあるよ!役場の担当者に確認してみよう!
失業保険
失業保険手続きは「一定期間、雇用保険に加入していた失業者に給付される保険」です。
具体的な流れは次の通りです。
- ハローワークに離職票を提出する
- 7日間の待機期間(収入があるとNG)
- 雇用保険受給説明会に参加後、求職活動
- 失業認定・失業保険給付
失業保険について、この記事で詳しく解説してるよ!
企業型年金制度(DB・DC)
退職前に企業型年金制度に加入していた場合は手続きが必要です。
- 転職:転職先の規定に従う
- 独立、失業:自身のiDeCo口座に移換する
独立・失業・公務員への転職の場合は、自身のiDeCo口座への移換が必要です。
新規でiDeCoを開設する際には運営管理手数料が無料のSBI証券がオススメです!
※国民年金基金連合会等への手数料は発生します。
転職する場合は、転職先企業の企業型年金制度規定を確認しなければなりません。
企業型年金に加入できないケースもあるので、転職先の担当者に確認してみましょう!
転職先担当者に「企業型年金を移換できますか?」と聞いてみよう!
退職時に必要な支払い
退職時に「こんなに支払いがあるの!!」と驚かれる方が多くいます。
退職時には次の支払いに備えて、貯蓄を準備しておく必要があります。
- 住民税
- 社会保険料
詳しく解説するね!
住民税
住民税は次の2種類の徴収方法があり、退職時期によっては一括で徴収されるケースがあります。
- 特別徴収:会社が自治体に収める
- 普通徴収:個人が納付書で収める
退職時の徴収方法は、退職時期によって変わります。
1月〜5月退職の場合は半年分の住民税が一括で天引きされるので、しっかり貯金で備えましょう。
- 1月〜5月退職. :特別領収で給与天引き
- 6月〜12月退職:普通徴収で納付書払い
事前に徴収方法を確認しておこうね!
社会保険料
社会保険料は「社会保険に加入していた月の前月分を徴収する形」になります。
そのため月末に退職した場合は資格喪失日が翌月となるので、2ヶ月分の社会保険料の支払いが必要です。
ですが、月途中で退職した場合には前月分のみとなるので、1ヶ月分のみの社会保険料負担となります。
具体的な日付で解説すると次の通りです。
- 1月31日退職:12月・1月の2ヶ月分を徴収
- 1月15日退職:12月の1ヶ月分を徴収
月途中に退職した方が得してるように見えますが、そんなことはありません。
月途中で退職した場合には健康保険・厚生年金の支払いは必要ありませんが、国民健康保険・国民年金の負担が必要です。
年収によっては、国民健康保険・国民年金の方が高いケースがあるので注意しましょう!
ボクは1月末退職だったから1月の給料がなくなっちゃた……
まとめ:退職準備は計画的に進めよう!
本記事では「退職に必要な手続き・書類」について解説しました。
- 退職前に必要な書類の受け取りが必要
- 退職時に必要な支払いに備えよう
- 退職の手続きは計画性が大切
退職後に「あの書類が必要だった……」と気付き、公的保険の受給を諦める人もいます。
公的保険を受けるためには必要な書類・手続きへの理解が必要です。
世界一といわれる日本の公的保険を活用して、自由の道を手に入れましょう!
本ブログでは退職〜独立・起業に役立つ知識を発信しています。
独立・起業に役立つ記事も多くありますので、ぜひご覧ください!
独立・企業するときは、この記事を見てね!
退職したけど、なんの手続きからすれば良いかわかんない……